ダースレイダーさん 糖尿病で脳梗塞に…左目の視力も失って

公開日: 更新日:

 3カ月と言われていた入院は1カ月半で済み、その後、リハビリ病院にしばらく通い、体は回復していきました。でも退院から1年後、今度は右目が突然見えなくなりました。ある日、上からカーテンが下りてくるように赤い膜がかかったんです。眼科に行くと、「内出血している。出血が引かないと詳しい診察ができないから3日後に来て」と言われました。

 結果的に3週間出血が引かず、何も見えない生活をした後、失明のリスクもある手術を選択し、無事、右目の視力は0.8+乱視に戻りました。

 その後も腎臓の状態が悪くなって「何もしなければ余命5年」と告げられたり、2年前には救急車で運ばれて「あと数時間遅かったら死んでたよ」と言われるような経験をしてきました。

 でも、しんどいことは通過すると全部糧になる。僕は「病気は誰がいつなってもおかしくない通過儀礼」だと思っています。病気を通して新しい自分を獲得するんです。だから悪いことではないですし、むしろパワーアップした自分になれると捉えています。


 ヒップホップという表現の中で、僕は眼帯をトレードマークに「派手で元気な病人」の姿を見せていきたい。良くも悪くも特別扱いされる居心地の悪さや、浮いたり沈んだりする病人の気持ちを僕なりに発信していこうと思っています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末