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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

女性は更年期以降に血糖値とコレステロール値が高くなる

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 やや値は張りますが、健診にはない検査項目が盛り込まれている人間ドックを、自分へのプレゼントとして受けるのもいい。ただ、血圧やコレステロールの数値のチェックは「1回やればOK」ではなく、毎年やらなければならないので、継続できる方法を選んでください。

 これまでの食生活を見直すのも重要です。多少塩分が濃い食生活を送っていても、血圧が正常範囲内にとどまっていたのは、女性ホルモンのおかげです。更年期以降は、ぐっと塩分量を減らす生活を心掛けてください。

「日本人の食事摂取基準2020年版」によると、1日の塩分摂取量の基準は男性7・5グラム未満、女性6・5グラム未満。日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン2019では、高血圧の人の減塩目標量は1日6グラム未満。WHO(世界保健機関)では1日5グラム未満としています。

 すでに高血圧なら6グラム未満、そうでなければ6・5~7・5グラム未満を目指しましょう。1日6グラムなら、品数が少ない朝、昼で1~2グラム、品数が多い夜で4~5グラムという感じです。

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