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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

冬瓜は9割が水分で熱中症予防に最適 抗酸化作用もあり

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 夜は塩分を排泄(はいせつ)するホルモンの働きが高まることも分かっていますので、日頃から高血圧などの理由で薄味でガマンされている方も夕食で減塩を少し緩めることができます。その際、一緒にカリウムを取ることでダブルの高血圧対策ができそうです。

 次に、強い抗酸化作用を持ち、活性酸素から体を守ってくれるビタミンCです。冬瓜100グラムには1日に推奨されるビタミンC量(100ミリグラム)の約4割(39ミリグラム)が含まれています。ビタミンC欠乏症で知られる壊血病は、コラーゲンがつくれないために細胞の間の結合が緩むことで起こります。

 つまり、ビタミンCが不足してしまうと健康な細胞をつくりづらくなってしまうのです。私たちの体はすべて細胞でできていますので、体全体をつくり上げるためにも、ビタミンCはぜひ取っていただきたい栄養素のひとつといえます。

 カリウムやビタミンCは水に溶けやすい栄養素。より効果的に摂取するのであれば長時間の煮込みよりも、サッと火が通る程度にするのがおすすめです。

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