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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

1週間具だくさんアレンジスープで飽きずにおいしく認知症対策

公開日: 更新日:

 そして、先の国立長寿医療研究センターの研究結果、「さまざまな食品群をバランス良く食べる」も、この地中海食に見られるポイントなんですね。

 ちょっとの工夫で、食事内容を変えられます。一人暮らし歴が長い50代の男性は、一度にたくさんの食材、特に野菜やキノコ類を取れるように、土日に具だくさんのスープを仕込むんだそうです。これを1週間いろいろとアレンジして食べる。

 例えば月曜日は、豚バラ肉とキャベツ、ニンジン、大根、タマネギなどその時々で安く売っていた野菜、キノコ類、豆腐などで塩味のスープにする。火曜日は、料理酒や水を足して味を薄め、味噌を溶いて豚汁風に。

 水曜日は、豆乳を足してクリーミーなスープに。野菜が足りなくなってきたら、その都度、手でちぎったり、料理バサミで切れるような野菜を追加する。

 木曜日は、トマトやトマト缶を投入、味がガラリと変化して飽きない。そして金曜日は、カレールーを入れてカレーに。

 野菜は加熱すれば一度にたくさん取れる。スープは豚肉、鶏肉、牛肉、何でも合いますし、サバ缶やイワシ缶を入れてもいい。

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