ウイルス感染予防のために正しい「うがい」をマスターしたい

公開日: 更新日:

 歯周病を予防するためには原因となる歯垢をしっかり取り除き、口の中の歯周病菌を減らすのが大切で、ブラッシングによる「歯磨き」が欠かせない。ただ、歯磨きができない状況でも、ブクブクうがいが有効だという。

「しっかりとしたブクブクうがいは、歯や歯茎の汚れを取り除いたり、細菌を減らして口腔内の環境を整え、虫歯や歯周病を予防する効果があります。5~6回ほど軽くブクブクするくらいでは不十分です。毎食後、5~10ミリリットルの水を口に含み、30~60秒間ほどかけて左頬・右頬・上唇・下唇ごとに10回程度ずつ、速く強くブクブクとしっかり音を立ててうがいしてから吐き出します。しっかりしたブクブクうがいは歯ブラシが届かない細部まで洗浄できますし、口腔内の細菌を減らせるので、歯磨きが不十分になりがちな高齢者にとっては肺炎予防にもなります」

 フッ化物水溶液などフッ素入りの洗口剤を使うとより効果的だという。1日1回、洗口剤によるブクブクうがいを幼稚園から中学校まで続けた結果、50%以上の人に虫歯予防の効果があり、20歳になった時点ではうがいをしなかった人と比べて虫歯の数が50~58%も減ったという報告もある。正しい方法で継続すれば、ブクブクうがいだけでもたしかな効果が期待できるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」