著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

好きな人とは横並びで同じ行動を 対面よりも親近感アップ

公開日: 更新日:

 向かい合うと、脳はお互いの動作を重ねにくくしてしまい、横並びの方が共感力をアップさせやすいそうです。デートのときはテーブルに対面で座るよりも、横並びで座れるカウンターの方がいいのです。

 不思議なものでケンカをするときって向き合っていませんか? 半面、優しくされるときは、隣で話を聞いてくれたりしませんか? 一緒に横に座ったり、ドライブに行ったり、生活の中に横向きを取り入れると◎。横並びになるような共同作業をすれば、相手との距離もグッと近くなるはずです。

 ただし、冒頭で説明したように、本当の気持ちを表に出すことを忘れないように。オレゴン大学などの研究によって、「本当の感情を表に出さないと他人から嫌われやすくなる」という結果(2016年)が明らかになっています。

 実験では4人の参加者に、笑える娯楽作品と泣ける感動作品を見てもらいました。その際、うち2人には「感情を表に出してください」、残りの2人には「感情を表に出さずに見てください」と指示をしました。その上で、観劇の全員の表情をカメラに収めました。

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