堀田秀吾
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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

マウンティング気味の自慢話はウソだらけの可能性あり

公開日: 更新日:

「最近、仕事が忙しくてさ~。人気者なのかも」

「この前の休みに国内でも有数のリゾートホテルに泊まって最高だったわ」などなど、会話の節々にさりげなく自慢や見えを挟んでくる人がいます。

 適当に相づちを打ってスルーしたつもりでも、「その仕事っていうのが、上場企業の大口のクライアントで」と不快な燃料を投下し続け、ドヤ顔を決められる。聞いてもいないのに、「絶対におまえも、あのホテルには泊まった方がいいよ」などと上から目線でアドバイスしてくる。心の底から「どうでもいい」と思いたくなってしまうと思います。

 こんな見えっ張りの話を真に受けて、あなたが疲弊したりストレスを感じたりする必要なんてありません。むしろ、せっかくだから、その話がホラ話じゃないか、と意地悪くチェックしてみてはどうでしょう?

 見えを張るような人に遭遇したときは、その人の言葉が「具体性に欠ける」「無駄に誇張表現が多い」などをチェックしてみてください。

 例えば、先の「上場企業の~」「国内でも有数の~」といった、固有名詞を避けたざっくりとした表現を多用する場合は“張り子の虎”だと思って、心の中で笑い飛ばせばいいのです。

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