「多汗」で手術を受けようと思ったら…絶対にやるべき「2つのこと」

公開日: 更新日:

 遮断術は発汗抑制効果が交感神経節切除術より効果が落ちる上、代償性発汗(後述)が継続しやすい。

 山本院長が患者から見せてもらった、他院での手術同意書には「“節”切除術」ではなく、「“幹”切除術」と書かれていた。

「患者さんは医師の『節切除術』という言葉を信じサインしてしまった。かなり悪質です。『異なる手術をされた』と患者さん側が裁判を起こす例も出ています」

 さらに山本医師が指摘するのは、診療報酬の不正請求の可能性だ。

「交感神経節切除術は保険適用ですが、遮断術は自費診療です。たいていの患者さんは保険適用の治療を希望する。だから医師は交感神経節切除術を最初に提案する。でも、行う治療は遮断術で、しかし患者さんに自費診療の金額を請求できないわけですから、実際は行っていない交感神経節切除術として診療報酬の請求をする……。もしこれが行われていたとしたら、大問題です」

 多汗症の治療を受ける際、最低限チェックすべきこととして、山本院長は次の2つを挙げる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで