「多汗」で手術を受けようと思ったら…絶対にやるべき「2つのこと」
【「節の切除ですよね」と確認する】
「『節切除術です』と説明があっても、『幹の遮断ではないですよね。節の切除ですよね』と念を押すべきです」
ホームページなどの説明文も厄介だ。交感神経節切除術(Endoscopic Thoracic Sympathectomy)は、略して「ETS」。
一方、交感神経幹遮断術(Endoscopic Thoracic Sympathicotomy)も「ETS」。切除術と遮断術で英語のつづりが違うのだが、気付きにくい。
【「両側同時切除を日帰りで」に要注意】
交感神経節は、脊髄の左右両側に位置する。
「交感神経節切除術は難易度の高い手術。左右両側を同時に、日帰りでできるレベルではない」
山本院長は、必ず片側ずつしか行わない。
「交感神経節切除も遮断術も、手術後の副作用として、お腹、腰、お尻、太ももに多くの汗が出る代償性発汗がつきもの。ただし、きちんと交換神経節を切除していれば、大抵は次第に治ります」