狭心症(1)唐突に左胸にチクチクした痛みが… 思いがけない「疑い」診断
喫煙は18歳の頃から1日に20本ほど60歳まで吸い続けていたが、数年前から禁煙している。まさか「狭心症」ではないだろうと思った。が、妻に背中を押された東海林さんは、時々、風邪の治療などで世話になっている自宅近所の病院を訪ねた。
問診と軽い診察で、「狭心症の疑いがありますね。治療は早い方がいいですよ」と即診断され、専門病院を紹介された。このとき、初めて自分が病気であるとの実感がわき、心臓の病気で治療を受けた身内のことが思い出されたという。
翌日、自宅から電車で20分ほどの循環器専門の病院に向かった。(つづく)