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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【胸部レントゲン写真】肺がん検診での発見率は0.05%程度

公開日: 更新日:

 健診で肺がんが見つかる確率はどのくらいでしょうか。はっきりした数字は出ていませんが、肺がんのみに特化した「肺がん検診」の数字は分かっています。それによると、見つかるのは2000人に1人程度だそうです。

 肺がん検診では、正面と側面の2枚を撮影します。正面のみだと、肋骨や背骨、心臓の影に隠れて、がんが見えにくいことがあるからです。しかし、普通の健診で撮るのは、正面からの1枚だけ。しかも、読影する医師の技量に大きなバラつきがあるといわれています。見落とされる可能性は否定できません。

 ですから、職場健診にレントゲンを残しておくよりは、肺がん検診の受診率を上げたほうがいいのですが、今のところ、そういう動きはなさそうです。

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