タラ、ポテト、タマネギ、卵の四重奏「バカリャウ・ア・ブラス」

公開日: 更新日:

 バカリャウ・ア・ブラスは、塩漬けにしたタラ(バカリャウ)を細切りにしたもの、千切りのフライドポテト、タマネギの千切り、卵を炒めたポルトガル料理だ。

 マカオで初めて食べた時、バカリャウのちょうどいいしょっぱさ、フライドポテトのカリカリ、タマネギの甘さ、卵のフワッの四重奏に感激した。

 マカオに行くたび、行く店でバカリャウ・ア・ブラスを頼んだ。使っている食材は同じだが、材料の比率だったり、オリーブが入っていたりと店ごとに味わいに違いがあり、それがいずれも「これもいい!」と思わせられるもので、「マカオに行くと絶対に頼むメニューの一つ」になった。

 コロナ禍で海外旅行に行けない間は、日本でポルトガル料理を出している店で注文。現地と比べると量が少なく、時にがっかり感を覚える味付けで、「マカオのバカリャウ・ア・ブラスは良かったなぁ」と何度も思い出していた。

 先日、久しぶりに出かけたマカオ。もちろん、バカリャウ・ア・ブラスを注文。記憶にたがわぬウマさで、白ワインが進んで困った。

 ただ、以前とは違ったのは、それほど量が食べられなくなっていたこと。バカリャウ・ア・ブラスは結構油を使っているので、胃にドシンとくる。結果、滞在中、一度しかバカリャウ・ア・ブラスを食べられず……。無念極まりなし。(和)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動