著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【タラ】老化をつかさどる「腎」の働きを強めて加齢臭を撃退

公開日: 更新日:

 自分では気が付きにくい体臭。最近、孫がなんだかあまり近づいてくれないような……もしかして加齢臭のせいかも!? 加齢臭は、加齢にともなって発するシニア特有の体臭です。

 古本、古い背広、ポマードなどと形容されるすえた臭いで、40歳を過ぎたあたりから増加し、どんどんひどくなるとされています。

 主な原因は、皮膚の潤いを維持するために皮脂を分泌する皮脂腺の中にある「ノネナール」という物質です。年齢を重ねると皮脂の分泌量は減りますが、脂の質が変化します。さらに酸化しやすくなることによって、ノネナールが発生してしまうのです。これは女性も同様です。

 ノネナールは油性のため、洗ってもなかなか臭いが落ちないという厄介な特徴があります。命に関わる問題ではありませんが、周りの人を不快にしていないかどうかは気になるもの。食事を見直して、体の中からの「消臭」に努めましょう。

 中医学における加齢臭対策は、中医学で「腎」と呼ばれる臓器がポイントになってきます。


 腎は人間の成長や発育、老化をつかさどり、全身のエネルギーをためておく臓器で、まさに、シニアにとって要ともいえる臓器です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に