リハビリ医にとって絶対に欠かせない能力はなにか?
このほか、水頭症が発生した時は手術治療が必要になります。
「脳挫傷」の再発予防は、転倒しないための体づくりと、外傷への注意力が重要です。また、脳挫傷の治療後もてんかん発作が起こりやすいので、必要時は抗てんかん剤の内服が必要です。「脊髄損傷」も交通事故や転倒・転落により生じるので、再発予防は転倒しない体づくりと外傷への注意力が重要になります。
「急性脳症」は飲酒や薬物などが過剰にならないこと、規則正しいバランスの取れた食生活をすることが大切です。「四肢切断」の原因は、かつては事故がほとんどでしたが、現在の高齢化社会では動脈閉塞による壊死が大きな原因になっています。ですから、脳梗塞と同様に、高血圧、糖尿病、高脂血症の管理が重要になります。
次回は「運動器疾患」と「廃用症候群」での再発予防策についてお話しします。