血液型に関係する病気(1)O型はがんや認知症になりにくい
「認知症」も血液型の影響を受けているという研究結果があります。2010年代にアメリカで行われた大規模調査で、AB型の認知症リスクが最も高い(O型の1.8倍)ことが示されました。AB型は、血液凝固の第8因子が他の血液型よりも濃く、そのことが脳血管障害、ひいては認知症と関連しているのではないかと考えられています。
「生活習慣病」にも血液型が関連しているらしい、という研究が出てきています。高血圧はB型が最もなりやすく、次いでA型と言われています。またA型とB型はLDLコレステロールと中性脂肪が高く、HDLコレステロールが低い傾向があるようです。2型糖尿病については、B型のリスクが最も高く、次いでAB、A、Oの順という報告があります。 =つづく