中高生に超低用量ピルのススメ…毎月の生理が子宮内膜症や卵巣がんのリスクを上げる
「親がこれらの思い込みから『ウチの子にピルなんて!』と頑なに拒否するケースが多い。月経痛がひどく保健の先生から勧められてピルを飲み始めた中高生が『親に取り上げられた』と泣いて訴えるケースもあります」
今のピルの正しい知識は次の通りだ。
■安全な超低用量ピルが登場している
ピルには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類のホルモンが含まれている。
「エストロゲンは長期間、または大量の使用で血栓症のリスクを上げますが、開発が進み、エストロゲン量が少ない低用量ピル、さらにもっと少ない超低用量ピルが登場。保険適用で使える超低用量ピルは、中高生にも勧めています」
■エストロゲンを含まない薬も登場している
超低用量ピルは少ないとはいえエストロゲンが含まれているが、「黄体ホルモンのみの薬も月経困難症、子宮内膜症に対し承認されています」。
■避妊目的ではない