トランプ「会ってもいい」に潜む罠…大統領就任式前の日米会談、石破首相にこれだけのリスク
年明け早々、会談することになるのか──。トランプ次期米大統領が、大統領就任前に「石破首相と会談してもいい」と口にしたことで、いきなり「日米首脳会談」が実現する可能性が出てきた。しかし、就任前に会うことが果たしてプラスなのかどうか。迂闊に会ったら、とんでもない要求を突きつけられる恐れがある。
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石破氏は首相就任後、トランプと短時間の電話会談は行ったが、対面会談は実現していない。11月に南米を歴訪した時、帰途、アメリカに立ち寄り、会談しようとチャレンジしたが「大統領就任前に海外要人との面会は原則行わない」と、つれなく断られている。
ところが、安倍元首相の妻・昭恵氏と、フロリダ州の私邸で面会した後の記者会見で、トランプが「日本の首相には敬意を払っている」「首相が望むなら会談したい」と発言。昭恵氏を通じて首相へのお土産も渡したという。
トランプの発言を受け、林官房長官も17日の会見で「トランプ陣営側と意思疎通を継続しており、双方の都合のいい時期に会談し、じっくりと意見を交わし、人間関係を構築することができればいいと考えている」と話した。
大統領就任は2025年1月20日だ。日米会談を行うとすれば、1月上旬から中旬になる。残り1カ月もない。