巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先
巨人の阿部慎之助監督(45)は大人の対応だった。11月30日のファンフェスタに参加した際、国内FA権を行使し、阪神残留を決めた大山悠輔(29)にエールを送ったのだ。
巨人は阪神の5年20億円規模を上回る6年総額24億円超という破格の条件を提示し、阿部監督も「世紀の大FAの先駆者になって欲しい」と呼びかけたものの、フラれてしまった。同監督は「やることをやってチャレンジした。FAはこちらが決めることではない。本人の意向もあるだろうし」とした上で、大山に「また敵同士だけど野球界を盛り上げていこう」と共闘を誓うなど、すでに気持ちは切り替わっているようだ。
「でも、球団の上層部は怒っていますよ」とさる巨人OBがこう言った。
「先日、山口オーナーがFA補強について聞かれ、『補強は吉村編成本部長に任せているので、私の立場で具体的なことは申し上げるべきではない』と名前を出してから持論を述べた。『巨人有利』といわれた大山に最終的に逃げられ、FA補強に言及したオーナーや直接出馬した阿部監督は赤っ恥をかかされた。内心穏やかではないはずで、球団内はピリピリしています。もし残りの2人も取り逃がすようなら、上層部の怒りはさらに増幅するはずです」