在宅医療を受けている患者の容態が急変…救急車を呼ぶか否か
患者さんを病院から自宅へ帰す仕事をしている、ある病院のソーシャルワーカーさんが、再入院された患者さんについて、おっしゃっていたことが印象的でした。
自宅で最期を迎えたいと願う患者さんにとって、たとえいったん入院してまた自宅に戻っても、限られた時間を少しでも長く自宅で過ごしたいという気持ちがあるはず。そしてその時間は看取るご家族にとっても同様に貴重なもの。
ただ自宅で看取るということは、ご家族にも覚悟が必要になることは当然であり、そのためには医療側のきめ細かなケアが必要になります。
我々は常に患者さんやご家族との思いに共感することを心がけ、もしその時が訪れた時も、患者さんからできるだけ痛みや苦しみをなくし、眠るように送り出せるようにと努めています。
ですから少しの不安やささいな変化でも、私たちにご連絡いただければと思います。少しでも苦しみをなくし重篤な状態にならないようフォローさせていただきます。
高齢者の割合がピークを迎えるといわれている2040年。それまで在宅医療の需要は増加し続けると考えられます。