著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「私が」ではなく「彼・彼女が」…主語を三人称にすればイライラ軽減

公開日: 更新日:

「なんで私が掃除をしないといけないの?」と考えるよりも、「なんで彼女が掃除をしないといけないの?」と考えてみる。たったそれだけで、どこか他人事のように思えて、気持ちが軽くなるのです。

 かのピタゴラスも、「怒りは無謀をもって始まり、後悔をもって終わる」という言葉を残しています。自分を責めると、その分、怒りややるせなさが募ります。三人称語りは、客観的に自分を見つめる「神の目」になるのです。 

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堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)

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