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南渕明宏

昭和医科大教授、心臓血管外科専門医、医学博士。

医師も患者も一苦労する「障害年金」の申請…日本の役所は不親切

公開日: 更新日:

 まさに無理難題です。しかも、もらえる額は年間100万円程度です。国会議員がSMクラブやパパ活、ラブホなどにも自由に使える100万円のお小遣いを毎月もらえるのと大違いです。

 まさか、日本の役所は「国会議員様閣下は、個人でどんどん好き放題お金を使ってもらっていいのよ! 病気になった庶民は自分のせいでしょ。自業自得じゃない! ザンネーン!」という発想なのでしょうか。

 権力側はいつも「正しく」、弱い立場の患者は常に「悪」、「官尊民卑」がこじれた「権尊患邪」の思想です。

「自分はこんなに元気だから天に感謝感謝! 気の毒な人のため何とかしてあげよう」と考える人を年金事務所の窓口に配置してほしいものです。

 最近では社会保険労務士というプロに、こういった手続きをお願いする患者さんもいます。

 一番問題だと思うのは、こういった制度を「知らない」患者さんです。心臓手術を受けた後、つまり状態が固定した時点、と言えると思いますが、その後5年とか、中には10年たって障害年金を申請される方もいます。

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