震災前年と直後にも…「皆既月食」は大地震の前兆なのか

公開日: 更新日:

 15日の夜を皮切りに米国では今後1年間で4度の皆既月食が観測できる。次回の10月は日本でも見られるし、今回の月食も、東日本、北日本なら部分月食が観測できる。

 皆既月食は月と太陽、地球が一直線になる現象だ。月が赤銅色に見えるのも特徴である。しかし、心配なのは地震との関係で、武蔵野学院大特任教授・島村英紀氏(地震学)も「月と太陽の引力が地震を引き起こすことは、昔から学会などで指摘されています。特に月の引力の作用は大きい」と指摘していた。

 3・11前後の10年12月21日と11年6月16日は皆既月食だった。しかも、前年の2010年は日本で1月1日、6月26日、12月21日の3度も月食が観測され、注目されていたのだ。

「過去を調べると、月食の前後に大きな地震が起きていることが多い。ただ、日本で月食が見られたから日本で地震が起きているわけではありません。逆に日本で見られる機会は少ないとしても、米国で連続する皆既月食は日本と無関係とも言えないのです」(北陸地震雲予知研究観測所の上出孝之氏)

 実際、プレートはつながっていて、13日起きたソロモン諸島のM7クラスの2度の地震も日本と無関係ではないという。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる