小笠原諸島・西之島 斜面崩落リスクで早まる首都直下地震

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「太平洋プレートの移動速度は震災前の年間10センチから3~4倍の30~40センチに加速。一方、フィリピン海プレートは年間4センチしか移動せず、押されっ放しです。双方の境界に生じる過重なストレスが、フィリピン海プレート上に位置する新島の噴火を促し続けているのです。この影響で太平洋プレート側の小笠原諸島の周辺や伊豆諸島一帯はここ最近、毎日のように地震が起きています」(立命館大環太平洋文明研究センター・歴史都市防災研究所の高橋学教授)

 連日の地震によるストレスが、太平洋プレートの真上にある東京都を襲う首都直下地震の発生リスクを高めるという。

「太平洋プレートの激しい移動が止まらない限り、新島噴火もおさまらないし、地震への影響などリスクは減らないのです」(高橋学教授)

 高橋教授によれば、西之島の崩壊による津波の影響は計り知れず、東京湾に到達する可能性もあるという。

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