長崎の伝統工芸“三川内焼”と“波佐見焼”の陶器を見比べる旅
繊細な染め付けの三川内焼
![呉須は焼き上げると青色に発色する(写真右・平戸松山) みるみるうちに“菊”になる(平戸洸祥団右ヱ門窯)(C)日刊ゲンダイ](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/249/335/e14fec36269d60a4085b6e5baf04a5de20190312133352086_262_262.jpg)
三川内焼は、光を通すほど薄く削る「卵殻手」、格子柄や花弁が鮮やかな「透かし彫り」「菊花飾り細工」「置き上げ」などの細工技術、そして美しく繊細な染め付けが特徴的だ。17世紀初頭に平戸藩の中野で始まり、そのあと、三川内に移された。
「三川内焼の染め付けは、白磁に細い筆先で線を…
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