【粋を生きる】執着しない軽さ、啖呵を切る凄味、移ろいを受け容れる切なさ
漫画家で江戸風俗研究家の杉浦日向子さんにはじめてお目にかかったのは、たしか1992年のことだ。「日本文化デザイン会議」というイベントの講師同士だった、と覚えている。その後もそのイベントで顔を合わせたり、NHKの局内で行き会ったりと、年に一、二度ささやかな出会い(?)を重ねた仲だ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,304文字/全文1,444文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】