岸田首相は被災地に寄り添う気なし 会見打ち切り→TV出演で「ニヤけて政局話」に批判殺到!
それも、「どういう気持ちで(被災地と)向き合っているのか」と問われて、「北陸地方、そして冬場ですので、被災地においては大変厳しい環境の中で被災者の方々が頑張っておられる。それに対して必要な物資を集めて届けるべくさまざまな努力をしている」と答えるなど取るに足らない内容だ。
あとは反町理キャスターや政治ジャーナリストの田崎史郎氏らと、裏金問題を受けて党内に発足させる「政治刷新本部」、世界主要国の選挙、党総裁選再選に向けた展望などについて、笑いながら政治談議に花を咲かせていた。
危機感や緊張感はどこにもない。総裁選についても「政策をより磨き上げて結果を積み上げたい」と笑顔で語り、意欲を見せた。
■防災服も会見向けのポーズ
会見時にはこれ見よがしに着ていた防災服から、ビシッとシワひとつないスーツに着替えていたのも印象的だった。
「通常の正月ならテレビ出演もいいですが、今年は年明け早々、震災や航空機事故が立て続けに起こり、国民の不安が高まっている。しかも震災対応は一刻を争う状況です。出演を取りやめて被災地対策に専念するよう助言する側近はいなかったのでしょうか。出演するにしても防災服姿で、テーマは震災対応に絞るべきでしょう。被災地が大変な時にテレビで笑いながら自分の総裁選の話をする首相を見て、国民がどう感じるかという想像力もないのでしょうか」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)