岸田首相側近の西田昭二議員「自らの命の確保と健康に努めて」地元・能登半島地震SNS投稿に反発広がる
最大震度7を観測した能登半島地震。生存率が急激に下がるとされる「発生から72時間」が迫る中、警察や自衛隊などは引き続き、甚大な被害を受けた石川県内で捜索を継続。安否不明者の発見に全力を挙げている。
石川県などによると、4日午前の段階で、輪島市で44人、珠洲市で23人が亡くなるなど、同県内の犠牲者は78人に上った。
幹線道路があちこちで寸断され、ライフラインの確保もままならない中、ネット上で怒りの声が向けられているのが、地元石川3区選出の自民党国会議員、西田昭二氏(54=岸田派)だ。
岸田文雄首相(66)が選挙応援で「私の側近」と持ち上げたという西田氏。昨年3月には「週刊文春」で統一地方選を巡る公職選挙法違反(事前運動)の疑惑が報じられたこともあったが、国交省政務官を務めた経験もあり、災害、防災について関心が高かったとされる。
2021年2月の衆院予算委員会第6分科会でも、この数日前に発生した福島、宮城を中心とした震度6強の地震を振り返り、こう発言していた。