《人間腐ってきてるな》X投稿で削除謝罪…長野県飯山市長のエリート人生と故郷への思い
■過疎化で寂れていく故郷を何とかしたいと奮起
一気に全国区になった江沢氏は一体どういう人物なのか。
「地元の県立飯山北高、茨城大を経て、行政管理庁(現総務省)入庁。大臣官房審議官に就き、2010年に総務省を早期退職しています。56歳の時です。それから10年以上経ち、過疎化で寂れていく故郷を何とかしたいと奮起して市議になり、2022年の市長選で初当選しました。公約では、給食費の負担軽減、18歳までの医療費無料化などを打ち出し、市民の反応もまずまずです」(地元記者)
総務省の審議官といえばエリートクラス。故郷を立て直したいと市長になったぐらいだから、その熱意は伝わるだろう。
「飯山市は人口がどんどん減っていて、これを早く何とかしないといけない。新幹線の駅が出来たのはいいが、逆に子供が都会に行きやすくなってさらに人口減に拍車が掛かっている。目玉の観光産業も乏しく、『飯山仏壇』で知られた仏壇店が複数並ぶ通りは閑散としていて、まさに仏壇通り。笑えない状況になっています。余談ですが、今の市議会の構成は市長派ではない、いわゆる“野党”が多数を占める。今後も市長の言動がいろいろ取り上げられるでしょうね」(同)
市民生活を良くしたいとの思いから、少し踏み込んだ表現になったのかもしれない。