迷惑行為を注意した日本人女性に外国人ガイド“逆ギレ”…京都・八坂神社トラブルの一部始終

公開日: 更新日:

 こうした事態を受け、八坂神社は午後5時ごろから翌朝6時ごろまでの時間帯は鈴を鳴らして参拝ができないよう、鈴の緒を上げた。過去にも観光客が鈴の緒を乱暴に扱い、鈴が落下したケースがあったという。

■京都市は啓発チラシを配布

 京都ではインバウンドの急増で、外国人を巡るトラブルが後を絶たず、自治体も対策に乗り出している。

「外国人観光客の増加にともない、マナー問題に関する地元の不安の声は強くなっています。舞妓さんへの付きまといや接触、無断撮影、ゴミのポイ捨て、道路をふさいで車道に広がるなど、代表的なマナー違反行為をイラストで伝える啓発チラシを配布しています。迷惑行為が行き過ぎると迷惑防止条例違反、廃棄物処理法違反、道交法違反など犯罪や罰金の対象になります。京都府警と連携し、悪質なものについては強めのトーンで示しています。京都に来る前の旅前、来られてからの旅中、それぞれ啓発しています」(京都市産業観光局観光MICE推進室担当者)

 日本人観光客にも言えることだが、国内外問わず、旅行の際には地域住民への思いやりを最優先に心がけたい。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド