迷惑行為を注意した日本人女性に外国人ガイド“逆ギレ”…京都・八坂神社トラブルの一部始終
こうした事態を受け、八坂神社は午後5時ごろから翌朝6時ごろまでの時間帯は鈴を鳴らして参拝ができないよう、鈴の緒を上げた。過去にも観光客が鈴の緒を乱暴に扱い、鈴が落下したケースがあったという。
■京都市は啓発チラシを配布
京都ではインバウンドの急増で、外国人を巡るトラブルが後を絶たず、自治体も対策に乗り出している。
「外国人観光客の増加にともない、マナー問題に関する地元の不安の声は強くなっています。舞妓さんへの付きまといや接触、無断撮影、ゴミのポイ捨て、道路をふさいで車道に広がるなど、代表的なマナー違反行為をイラストで伝える啓発チラシを配布しています。迷惑行為が行き過ぎると迷惑防止条例違反、廃棄物処理法違反、道交法違反など犯罪や罰金の対象になります。京都府警と連携し、悪質なものについては強めのトーンで示しています。京都に来る前の旅前、来られてからの旅中、それぞれ啓発しています」(京都市産業観光局観光MICE推進室担当者)
日本人観光客にも言えることだが、国内外問わず、旅行の際には地域住民への思いやりを最優先に心がけたい。