この夏は「疎開」がベター…“殺人級”の暑さ予想される東京から行くなら穴場はどこ?
「軽井沢も夏の昼間はエアコンがないと過ごせないといわれていますが、東京に比べればまだ天国です。軽井沢はインターナショナルスクールができたり教育環境が充実していることから、都会からの移住者も増えていて、コロナ禍以降、不動産価格が高騰しています。それに比べると、東京から2時間半から3時間程度で行ける八ケ岳山麓周辺は穴場だと思います。標高900メートルを超える場所で豊かな木々に囲まれたところであれば、快適な夏が過ごせるでしょう」
東京都心に比べて3~4度涼しいといわれる房総の勝浦周辺も、最近注目されているエリアだ。
「縄文時代も温暖化に伴う海面上昇で内陸に移住していたといわれ、実際標高900メートルのエリアに住居跡が集中していたことが発見されています。近年の気候状況が当時に近づいているのかもしれません。猛暑による体調への影響だけでなく、昨今の豪雨によって海抜0メートル地帯といった低地での災害も懸念されています」(長谷川高氏)
コロナ禍が明けリモートワークを解除している企業も少なくないが、昨今の異常気象を考慮すれば、まさに夏の疎開を実行すべきときかもしれない。