「出口」を決めず「入口」に入ってはいけない…それが投資のイロハだ!
トイレの話でいえば、用を足しているときに、廊下で物音がしたら、パッと飛び出すんですか? パチンコの確変中に、おなかがすいたら帰るのですか?
「ここからが一番近いんだよね」と、高速道路で路駐して下りるのですか……絶対にしないはずだ。
目的をちゃんと達成させてから、終わらせるはずである。
■「狼狽売り」はもってのほか
だから、先ほどのケースでも、「狼狽売り」なんていうのはもってのほか。もともとの「出口」ではないからだ。半導体の成長性で買ったのであれば、それを信じて持ち続けるしかない。
シニアくらいのベテランであれば、海外投資家の「能書き」「戯言」に、付き合っていられないことぐらい分かるだろう。
……となると、棺桶の中に入ったら、灰になるまで出てはいけない、ということですね? もちろん、そういうことになる。「やっぱ死ぬのをやめるわ」などと言いだしたら、厄介なことこの上ない。「最後まで出口のないヤツ!」と、あの世でも罵詈雑言の嵐だろう。