昨年のマーメイドS覇者ビッグリボンは故郷の下河辺牧場で繁殖入り…菊花賞馬キセキの“全妹”の第二の馬生は?
超がつく健康優良児
「キセキは1歳夏ごろから驚くほど急成長しましたが、ビッグリボンは生まれたときからたくましい馬体で安定した成長曲線でした。同期の中では超がつく健康優良児でまったく手がかかりませんでした。その優等生ぶりは、繁殖牝馬になったいまも変わっていません。ぜひこのまま繁殖牝馬としても頑張ってほしいと思います」
母ブリッツフィナーレが22年に産んだタイトルも、父がルーラーシップでキセキやビッグリボンと同じ配合だ。この配合にかける思いの強さが感じられるだろう。
「母ブリッツフィナーレが繁殖に上がって3年目にルーラーシップを交配してキセキが生まれ、菊花賞馬になってくれました。その偉業は大きいですよ。不受胎だった年も含めると、22年までに6回ルーラーシップと交配しています」
キセキとビッグリボンの全弟タイトルが、その名の通りGⅠタイトルを手に入れることができるか。
下河辺牧場のドラマはまだまだ続く。