親の老いをLINEでも実感…「明日は何時だったっけ?」答えた数分後に同じ問い…切ないけれど受け入れる
人間誰しもいつかは老いがやってくるものです。ただ、これまでたくさんの愛情と安心を与えてくれた絶対的な存在の「親の老い」は、認めがたいのが現実。
心のどこかで「親はまだまだ若く、元気でいてくれるはずだ」と思いたくなりますよね。
今回は、LINEで親の老いを実感したやりとりを3つ、ご紹介します。少しずつ現実を受け止めて、それぞれがありのままで楽しく過ごせる日々を見つけていきましょう!
認めたくないけど…LINEで親の老いを実感したやりとり
1. 確認が多い
親の物忘れが激しくなり、親の老いを実感した女性のLINEです。1週間前から病院の送迎を頼まれていて、迎えに行く時間も伝えておいたといいます。
ところが、前日になって「明日は何時だったっけ?」とのLINEが…。「12時40分に車で迎えに行くよ」と返信して会話は終わりました。
そして、その数分後に「結局は12時?」と、まったく違う時間を聞いてきたのです。
そもそも、数分前に時間のやりとりをしているのでLINEのトークを見ればわかりますが、見ていない様子…。物忘れがひどくなると「もしかして痴呆になってしまったのかも?」と不安になりますよね。
どうかただのひどい物忘れであってほしいと願うばかりです。
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2. 被害妄想が激しい
年齢を重ねると、だんだん警戒心が強くなったり、被害妄想が激しくなったりする人もいますよね。
こちらの女性はある時、母親から「私の財布が盗まれたかもしれない!」と興奮した雰囲気のLINEが届きました。これまでも財布を失くした、カギがないと連絡が来るたびに、探しに行って見つけていたといいます。
そのため、「カバンに入ってない? 先週も失くした物カバンに入ってたでしょ?」と返信。
すると、「財布はあった。でも中身が減ってる! 絶対誰かに盗まれてる」とさらに被害妄想が激しくなっていったそう。実際に、認知症によって被害妄想が起こるケースもあるようなので心配ですね…。
3. 昔の話が増えた
こちらの女性は、母親が昔の話ばかりするようになったのを不安に感じているといいます。つい最近まで普通に会話ができていたのに、LINEには脈略なく昔を懐かしむ文章ばかりが届くというのです。
小さい時の思い出や、当時夫がいなくて不安だった気持ち、良くしてくれた親戚の人の話など、心は今ではなく「過去」にずっといるような感覚なのかもしれませんね。
老いてくるとできないことが一つずつ増えていきます。だからこそ、何でもできたあの頃、頑張ったあの頃を懐かしんでいるのかもしれません。家事や育児があるとじっくり話を聞いてあげられないのが悔しいですね。
親の老いをLINEで実感したらやさしく見守ってあげて
年代が違うと、忙しさも生活リズムも異なります。そんな中、老いていく母にどこまで寄り添えるかは難しい問題かもしれません。
あなたが無理をしては本末転倒なので、できる時にできるだけやさしく見守ってあげられるといいですね。
一緒に過ごせる時間は思ったより短いもの。今を大切に生きていきましょう!
(※LINEのやりとりの画像は、エピソードをもとに編集部で作成したものです。)
(コクハク編集部)