クドカン方言戦略の妙味…「新宿野戦病院」で小池栄子の岡山弁が話題 識者は「ナチュラル」と絶賛
宮藤官九郎(54)脚本のドラマ「新宿野戦病院」(フジテレビ系)で主演の小池栄子(43)演じる米国籍の元軍医・ヨウコの“口ぶり”が話題になっている。
舞台は、人種のるつぼ、新宿・歌舞伎町の病院。そこに勤めるヨウコが英語と岡山弁をちゃんぽんで話す姿に違和感を持つ意見がSNSなどでは多く「クセが強い岡山弁、千鳥に便乗感しかない」「下手な英語が耳障り」という声もある。
コラムニストの桧山珠美氏が「ホストにキャバクラ嬢、トー横キッズ、虐待、ドラッグ、LGBTQ、街が抱える問題と情報が多すぎて“二郎ラーメンの全部のせ”状態。クドカンワールドを洗練させて万人ウケするように整えたTBSの『不適切にもほどがある』と対照的で、その昔トレンディードラマを作ったプロデューサー陣がトレンディー増し増しにしたように感じます」というこのドラマ。
今や岡山弁はお笑いコンビの千鳥やシンガー・ソングライターの藤井風ら空前のブームだが「あまちゃん」の“じぇじぇじぇ”で一世を風靡したクドカンの方言戦略は不発なのか。
自身も岡山県出身で、同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏はこう分析する。