著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

子なし政治家がアメリカをダメにする? 少子化が大統領選の争点になる背景

公開日: 更新日:

 しかし研究者は「若者は子どもを欲しがっている。しかし子育て費用高騰はもとより、返せない学費ローン、住宅費などの異常な値上がりがその足枷となっている。」と指摘。

 アメリカでも日本と同様、子どもに対する一時金や税制優遇措置、育児休暇の充実などが検討されています。しかしこうした政策が成功した事例は、世界的にほとんどありません。

 ではどうすればいいのでしょうか? 子どもを持ちたくない大きな理由として頻繁に挙げられるのは、気候変動と銃による暴力です。つまり、子どもたちの未来がとにかく不安だから。政府はこうした問題にもっと取り組まなければならないということです。

 ちなみにハリス民主党は厳しい気候変動対策と銃規制を押し出しています。しかしトランプ共和党はどちらにも強く反対。さらについ最近、子どものいる家庭の税額控除の延長が、共和党の反対で上院で否決され、「何が家族のための政治だよ」と批判を浴びています。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情