29歳の帰国子女新人・大辻沙耶氏 今回の衆院選は「顔見世興行」か?
【落選】大辻沙耶(29歳)=大阪11区
自民最年少候補は東京15区の大空幸星氏の25歳。それには及ばないとはいえ、「大阪生まれの帰国子女で、東京外大から大手コンサルティング会社と経歴はピカピカです。既婚で子どもが生まれたばかり。見た目も性格も明るくて、有権者のウケは悪くなかった」(地元関係者)。
大阪11区は前回、自民の佐藤ゆかり氏(63)が維新の中司宏氏(68)に3万票以上の差で惨敗。佐藤氏は昨年7月に不出馬を表明した。
「で、大辻が昨年8月に公募で11区の支部長に就任。中司も国政は前回が初当選ですが、31歳で大阪府議に当選し、地元の枚方市長も務めたベテランです。いかに維新に対する風当たりが強まったとはいえ、29歳の新人相手に負けるわけには……。大辻陣営にとっても今回は“顔見世興行”に過ぎないでしょう」(前出の地元関係者)
開票から数分で中司当選の報が流れていた。