小泉進次郎氏サッサと選対委員長辞任…「すべて私が責任取る」で“泥舟からの逃亡”が真意
妙にキリッとした顔つきだった。
自公で過半数割れとなった衆院選から一夜明けた28日、小泉進次郎選挙対策委員長(43)が辞任を表明。党本部の臨時役員会後、口を真一文字に結び「今、石破茂党総裁に会い、結果の責任を受けて辞表を提出し、受理された」と言葉を絞り出した。どこか演技がかった表情で「選挙の結果は選対委員長の責任だ。全て私が責任を取る」と発言。潔い態度に見えなくもないが、どうも思惑がありそうだ。
「敗因の分析や総括ができていないのに辞任とは、タイミングが早すぎです。『全て私が責任を取る』とは聞こえはいいですが、じゃあ、選挙を仕切っていた森山幹事長や、選挙の顔だった石破総理の責任はどうなるのか。進次郎さんは総理や森山さんが責任を取る必要はないと強調しましたが、周囲からは『選対委員長が引責辞任するなら幹事長も総理も責任を取れ』と言われかねない。要するに、大惨敗を喫した石破執行部の役員に居座ってもメリットがないと踏み、サッサと辞めたのでしょう。“泥舟”から逃げたわけです」(自民党関係者)
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