「ある意味、正直なのだろう」と評するのは奥島氏を知る文科省関係者。とはいえ、思うがままの言動や行動は早実初等部にとって大きなマイナスだった。東京都からは助成金の返還を求められ、文科省からは当分の間、にらまれることになった。
「行政の処分より、ブランドイメージが失墜したのが痛かった。幼稚舎に追いつくなど、夢の夢になってしまった。大きく開いた差を現在まで少しも埋められていない」と元教授は残念がる。
早実初等部が開校して24年目。出身者も続々と社会に羽ばたいている。06年に入学した日本ハムの清宮幸太郎選手は今年、自身初の開幕戦ホームランを放った。幼稚舎を追いかける弾みになることを期待したい。