オランダの女性シェフが自分の退職記念に「大麻入りケーキ」を贈って告発される
日本では大麻に似た成分が含まれるグミを食べて体調不良を訴える人が相次ぎ問題になっているが、オランダではホテルの女性シェフが自分の退職記念に大麻成分入りのケーキを同僚たちにプレゼントして問題になっている。
問題のシェフは、ゼーラント州ミデルブルフのホテルを今年2月に退職したマリスカ・W(29=姓は頭文字だけ公表)。何人かの同僚と話し合って退職記念に大麻ケーキを作ることにした。
マリスカは、仕事中にハイになってはまずいので「仕事が終わってから食べてね」とメモを添えてケーキを置き、職場を去ったのだが……仕事が終わるのを待ちきれなかったスタッフ2人が大麻入りだと知らず、ケーキを大量に食べて嘔吐や失神などの体調不良に。
2人はマリスカを暴行の罪で告発した。
裁判でマリスカは「最後に仲間のみんなを楽しませたい、という好意でケーキを作ったのですが」と弁明したが、ミデルブルフ裁判所はマリスカの行為を「うまくいかなかったいたずら」と判断。先日、執行猶予付きの罰金750ユーロ(約12万円)、社会奉仕60日間を科し、同僚に276ユーロ(約4万5000円)の賠償金を支払うよう命じた。
ちなみにオランダ政府は大麻を容認する政策を取っている。