全米感動! 38歳で亡くなった女性が医療費寄付&クラファン設立

公開日: 更新日:

 医療費の借金に苦しむ人々への博愛的な行動で人生の幕を引いた女性に、全米から追悼と称賛の声が寄せられている。

 米ニューヨーク・ブルックリンに住んでいたケーシー・マッキンタイアさんは今月12日、闘病の末に卵巣がんで亡くなった。38歳の若さだった。

 ケーシーさんは、自分が死後、家族や親戚、友人たちに2つのメッセージをXに投稿するように手配していた。

 1つのポストでは「このポストを読んでいるなら、私はもうこの世にいません」「私は皆さん、一人一人を心から愛しました。そして皆さんから深く愛されていたことを知っていたと断言します」と記して、別れのあいさつをした。

 そして、もう1つのポストでは、自分が保険などで準備していた医療費の残りを、医療費の借金で経済的に困窮している人々の負債を買い取るNPO「RIPメディカル・デット」に寄付したことを明らかに。

 さらに、この目的のためにクラウドファンディングを設立し、人々の寄付を呼びかけたのだ。

 ケーシーさんの人生最後の博愛の行動は全米の圧倒的共感を呼んだ。当初15万ドル(約2250万円)の目標はすぐに達成。65万ドル(約9600万円)に引き上げられ、日本時間22日現在、59万8000ドルを突破して増え続けている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」