【オーガズム問診票付き】イケない男は精子が劣化する、125人調査で明らかに…オレは大丈夫か?
半勃ち射精でEDに
もうひとつは、相手の女性との性癖の違いだという。
「マスターベーションが激し過ぎる男性は、生身の女性とのセックスでは刺激が足りず射精できなくなることがあります。当然、女性と交際してベッドインしても満足できないので、セックス以外の関係はよくても、セックスについては疎遠になりやすい。そうなると、男性は“自主トレ”で解決しがちですが、それなりの年齢になれば、“自主トレ”も減ってきます。おのずと射精の回数が減るので、やっぱり精液の状態が悪くなりやすいのです」
マスターベーションはOKでも女性とはできないケースは、医学的に膣内射精障害と呼ばれる。射精障害は精液が通る経路の異常や神経性などいくつか原因がある中、独協医大埼玉医療センターの調査では53%を占めるのが膣内射精障害だという。
「膣内射精障害は極端なケースだとしても、ちょっとしたセックスの志向が合わなかったり、相手の何げない言葉で傷ついたりすると、いずれも満足なセックスにはならないので、セックスレスと射精回数の低下を伴って、精液状態を悪化させるのです」
もし不妊の原因が男性にあって精液の状態をよくしたければ、“自主トレ”が一番。しかし、筆者は人気AV男優の森林原人氏にインタビューした際、こんな言葉をかけられた。
「勃起力を維持するにはきちんと射精を続けることが大切で、私も現場がないときはマスターベーションをします。中高年の方には、ぜひ週に2、3回のマスターベーションをお勧めしますが、不十分な勃起状態での射精を続けると、かえって勃ちが悪くなってEDにつながりますよ」
キム氏も「まったくその通り」としてこう続けた。
「エロ動画を見ながらマスターベーションするにしても、好みのシーンに合わせてサッと終わらせるのではなく、エロ本や官能小説などで妄想を膨らませて目いっぱい時間をかけてパンパンの状態になったところで発射させる方がよっぽどいい。インスタントセックスやインスタントオナニーはやめて、もっと本能をむき出しにすべきです。今回の調査結果は、世の中がインスタント化している象徴だと思います」
男性不妊で悩んでいる人は、生活を見直してみよう。