大阪ラブホテル街が「立ちんぼ対策」に路上を黄色に塗っちゃった…その狙いと効果

公開日: 更新日:

 府警は昨年2月、「売春目的の客待ちは違法」と書かれたポスターをラブホ街に掲示。路上に座り込んで客待ちをする女や、客の姿を描いた「ピクトグラム」(図記号)を設置したが、効果は限定的だった。

「ピクトグラムの前で平気で客待ちをしていたり、図記号と立ちんぼが『まるでそこにある景色』のように一体化していた。警察官が『あなた、コレ』といってピクトグラムを指さしながら、職務質問していたほどです。今回、路上に貼ったアート作品は、水の流れや魚のデザインが同じ方向を向いています。人々の行動を誘導し、より良い選択をさせる心理学的なアプローチ『ナッジ効果』を狙っています。雰囲気を一新させるため、あえて『違法』と書かれたピクトグラムも取り外しました。排除するのではなく、街を変えるのが目的です」(前出の北川課長)

 忘年会シーズンを終えた昨年末時点で、曽根崎署管内で確認された立ちんぼはゼロ。このまま「イエロー効果」を継続できるか。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  2. 2

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  3. 3

    蒔田彩珠は“この役なら変われる”と奮起して「富永蒼」役をゲット

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

  1. 6

    40歳目前の綾瀬はるかは"長い春"か…冠番組に映画主演と「決断できない」ジェシーとの関係

  2. 7

    岡田准一が真田広之をライバル視…Netflix超大作時代劇「イクサガミ」での“無茶ぶり”には困惑の声も

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    浜田雅功の休養で暗雲漂う…大阪・関西万博とダウンタウン活動再開の行方

  5. 10

    精神科医・和田秀樹氏が語る「老害」を乗り越える方法