著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

タカタ<上>苦労知らず? 三代目社長が引き起こした悲劇

公開日: 更新日:
3代目社長の高田重久氏(C)日刊ゲンダイ

「売り家と唐様で書く三代目」――。江戸中期の川柳である。

 初代は苦労して家や財産を築く。2代目はそれを受け継いで手堅く維持する。苦労知らずに育った3代目は没落して、家を売り出すようになるが、その家札の筆跡は唐様でしゃれている。

 欠陥エアバッグのリコール問題で迷走を…

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