金利は高止まりへ…利下げ後の米国債券投資「メリットとデメリット」

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過去の利下げや暴落局面では

 米FRB(連邦準備制度理事会)は07年9月、08年12月、19年7月に利下げをしている。これに対する債券ETFの動きはどうだったか。

「AGGやBNDは、07年と19年の利下げで10%程度上昇しました。逆に22年以後の利上げでは下落。最近は10月13日以降に反発していますが、利下げを織り込んでなのか底値なのかは不明です。しかし米債ETFが利下げ局面ではうまみがあることを表しています」(向山勇氏)

 株式市場の動きとの関係ではどうか。インデックスS&P500(GSPC)は、07年9月以降、09年まで下落。これはリーマン・ショックの影響だ。19年7月の利下げ直後は大きく下がらなかったが、20年のコロナショックで3300ドルから2300ドルまで下落した。

「このような株式市場が大きく下がった中で、債券ETFはそれほど下がりませんでした」(向山勇氏)

 株をメインで保有するにしても、下落に強い債券ETFも保有することでバランスが取れるはずだ。

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