苦渋の決断の舞台裏「うまい棒」初値上げから1年半…やおきん営業企画担当者が明かす

公開日: 更新日:

「ウチは、わかりやすく言うと『ファブレス企業』(企画、設計、販売などを行い、製造は外注工場に委託する企業)です。ただ、勘違いしてほしくないのは、メーカーさんとはビジネスライクの関係性じゃないということ。結び付きはもっとずっと強固です。一緒にいいものをつくって売ろうぜ! と。一心同体の気持ちです。ただ、業界的に駄菓子メーカーさんも減ってきていて……。メーカーさんが廃業したら、商品自体が作れなってしまう。ある駄菓子は、昔は数十社が製造していたけど、今はたったの数社しか作っていない、それが現状です。取引のあるメーカーさんが廃業したら、同じ味を作れないかと別のメーカーさんに掛け合って、なんとか商品を世に残そうと奮闘しています」

■物価高が思わぬ形でビジネスチャンスに

 ――海外展開は。

「一部では行っていますが、今は国内の需要に供給が追い付けていない状況です。円安だからと海外に飛びつくのではなく、まずは国内にしっかり供給していきたい。将来的に国内の供給が安定してきたら、海外展開を視野に入れたいと考えています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」