前年比132%の売り上げ! いなば「カレーシリーズ」おいしさの秘密を商品開発チームに聞いた
「♪ちゅ~る ちゅ~る CIAO ちゅ~る」
いなばペットフーズが手掛けるキャットフードのテレビCMを誰もが一度は耳にしたことがあるのではないか。同社は2019年に国内ペットフード売上1位をマーク。国内外で強い存在感を放っている。
そのいなば食品の“カレーシリーズ”が、とにかくうまい。
創業200年超の歴史を誇る同社はツナ缶をはじめとして多くのヒット商品を世に送り出してきた。中でも、特に勢いがあるのが2011年にリリースを開始したカレーシリーズだ。前年比132%という驚異的な成長曲線を描いている(KSP-POSによる)
そのカレーシリーズについて話してくれたのが、商品開発チームだ。商品開発の経緯をこう説明する。
「弊社の主力製品はツナ缶です。タイはツナ缶の生産国として知られ、我々とも深い繋がりのある国でした。そこで、現地に法人を立ち上げました。それが06年のことです。そうして工場を運転していましたが、新しいツナを使った食べ方や商品はないのかと製品化されたのが、ツナとタイカレー(グリーン)でした」