「インド国債」がネクストチャイナの投資先として人気! 手軽に始めるならが投資信託がベター
ただし、国債のほかに社債にも投資するなど、組み入れ債券はファンドによってまちまちだ。
その中でも国債の組み入れ比率が高いのは、「インベスコ インド債券ファンド(毎月決算型)」だ。運用予算の約83%をインド国債に投資。加えて約11%を政府関連債に投資しており、公的債券は9割以上を占める。分配金を再投資した過去3年間の騰落率は35.58%となっている。信託報酬は年約0.8%で、インド債券ファンドの中では、低めに抑えられている。
一方でリターンが高いのは、「三菱UFJインド債券オープン(毎月決算型)」。過去3年の騰落率は38.1%となっている。約41%をインド国債に投資し、約28%は社債にも投資されている。信託報酬は年1.21%。
インド国債は安全か。債券の信頼性は格付けが参考にされるが、インド国債はBBBマイナス。格付けではBBBまでを投資適格と呼び、信用度が比較的高いとされる。資産の一部で高いリターンを狙うのであれば、投資する価値はあるかもしれない。
(ジャーナリスト・向山勇)