著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

NTT(下)ドコモ新社長はリクルート出身の転職組 NTT生え抜き以外では初めて

公開日: 更新日:

 携帯電話向けのインターネット接続サービス「iモード」を立ち上げた夏野剛氏(現KADOKAWA社長)の誘いを受け、開発チームに加わった。情報配信や音楽配信など新しいサービスを次々と世に送り出した。

 それから四半世紀近く経ち、転職組として初のトップの座を射止めた。

 前田氏の社長就任はサプライズだった。転職組がトップに就いたことだけではない。本命視されていた人物が外れたことで経済誌が一斉に動いた。

 ドコモ次期社長と有力視されていたのは、国際事業や財務を統括する栗山浩樹副社長(62)だった。東京大学法学部卒で、ペンシルベニア大学ウォートンスクール修了。NTTで経営企画、社長室長など中枢部門を歩き、東京五輪パラリンピック担当だった。10年以上前から「将来はNTT持ち株会社の社長」の呼び声が高かった人物である。

 22年6月、前田氏と同じタイミングでドコモの副社長に就任。経歴と年齢面から、栗山氏の社長昇格が既定路線との下馬評が高かった。しかし、今回の人事で、栗山氏は7月に新設するグローバル事業の統括会社、NTTドコモ・グローバルの社長になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末