三菱UFJの役員報酬削減「大甘処分」に経済界から唖然の声

公開日: 更新日:

政界通(以下=政) 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の銀行と証券2社が顧客企業の同意を得ないで情報を渡していた件で、MUFGが7月19日に関係する役員21人の処分を発表したが、あれでもう終わりか?

財界通(同=財) 会見に臨んだMUFGの亀沢宏規社長や三菱UFJ銀行の半沢淳一頭取の口ぶりでは、そのつもりだな。

 納得できないね。報酬を何カ月か、30%分から10%分カットするだけだぞ。そんな「大甘処分」で、監督機関の金融庁が了解したとしたら、おかしい。

 経済界にも「唖然とした」という声がある。

官界通(同=官) 霞が関の官庁街でも同じだ。当時、三菱UFJ銀行の頭取でありながら不正を知っても見過ごした三毛兼承・現MUFG会長が「最も厳しい処分」として、30%の報酬カットを5カ月としただけ。国家公務員があれだけルールを無視し続けていたら、あんな処分では済まない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    夏の京都に異変! 訪日客でオーバーツーリズムのはずが…高級ホテルが低調なワケ

  3. 3

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  4. 4

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  5. 5

    ヒロド歩美アナ「報ステ」起用で波紋…テレ朝とABCテレビの間に吹き始めた“すきま風”

  1. 6

    中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”