スキマバイトアプリ「タイミー」上場でサイバーエージェント藤田晋氏は71億円を手に
給与はバイトした日のうちに振り込まれる。クライアントの事業者は、バイトに出す報酬の3割に当たる額を、サービス利用料としてタイミーに支払う仕組みだ。
リクルートのインターン経験もある小川氏は、「人手が余っていた時代に江副(浩正)さんが、学生起業家としてリクルートをつくった。人手不足というパラダイムシフトが起きた令和にタイミーが生まれた。リクルートの求人マッチングでなく、タイミーはオンデマンドでHR(人材領域)を制覇したい」と意気込む。
また、サイバーエージェントの藤田晋氏は、創業間もないタイミーに出資した株主であり、メンター(助言役)でもある。
上場について「藤田さんからは『自分の見る目は間違ってなかった』と喜んでいただいた」(小川氏)という。
藤田氏が経営するサイバーエージェントはタイミーの株式384万株を保有(24年6月現在)しており、上場初値で計算して71億円を手にしたことになる。
■「スポットワーク市場」はさらに拡大